M110 Semi-Automatic Sniper System


四日市市のS様からのご依頼でG&P/XM110をタンカラー・押さえ気味の使用感でご依頼いただきました。
スコープ・バイポット・サイレンサーも同様に仕上げ、各部のロゴマークも塗装後再現とのご注文です。
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実物の画像をあれこれ眺めてみましたが組み立て前に塗ったようには見えませんで、現場で塗ったようなものばかりでかなり乱暴な塗装です。黒いパーツがあると塗装後何らかの理由で交換されたようにさえ見えます。

文字をもう一度オリジナル同様に印刷するには費用が掛かりすぎますので、PCでプリントアウトしたシールを貼り付けています。フォント形式を探すのに一苦労しましたが、似たようなものを見つけ出しました。

よくよく見るとシールであることが見て取れますが致し方ありません。


バレルはアルマイトブラックの光沢色が目に付きますのでグラファイトフィニッシュ。

この画像ではわかりにくいのですが、タンカラーに塗ったままではまったく艶がありません。
使用すれば擦れることでいくらか艶が出ると考え全体に少々の艶を持たせました。

ボルトカバーにはテンパーカラーを施してみましたが気に入らず塗装で艶を落としました。


全体に(スコープ・バイポット・サイレンサーも)この程度の汚れを表現しています。

実物の画像を見ますとスコープやバイポットの仕上の色が違って見えたりします。
塗装していてわかったことですが、単に塗りが薄くて下地の黒が透けて見えているようです。
薄く塗る事も可能なのですが・・・近寄ってみると乱暴な塗装以外の何者でもありませんで、しっかり塗っておきました。

悩ましいのがスコープで、文字は再現できてもレンジの表示ラインはどうにもなりません。
そこでマスキングにより文字部分は黒に残しました。
実物のスコープの塗装が甘いのはそのためかもしれません。

また調整ダイヤルの中へ塗料が入れば動きにも支障が出るでしょう。

税送料込み6万円で承りました。