MGC H&K P7 ( 臨時休業のお知らせ)


杉並区のS様からご依頼いただきました。
随分懐かしいGUN、今は無きMGCの製品です。
ガスブローバックも走りの頃の製品で、もう部品も手に入らないので通常お断りするところだったのです。
何故かこのGUNに惹かれるものがあり、ついついお受けしちゃったのですが・・・これが苦闘の始まりになりました。
「お知らせ」
来週6/25月 6/26火 両日臨時休業を頂きます。
従いまして6/23土~6/26火までお休みさせていただきます。
ご迷惑ご不便お掛けしますがよろしくお願いします。



作業を開始して分解し始めてもさっぱり構造が思い出せない。いよいよボケが始まったかと心配もしながら はたと気がつきました。このGUNをこれまで一度も分解した事が無かったのです。当時WA社のガスブロも発売されたわけであまり売れなかったGUNだったのです。(それだけに希少でしょうね)Moleはこの世界に入って35年になるのですが途中数年間この世界から足を洗っていた頃があります。その頃に発売されたのがこのMGC P7であった事を思い出させてくれました。特異な各部品の働きから理解し始める始末で、果たして組み戻せるのか心配になってきました。

トリガーガード内側のパーティングラインや成型時のバリは除去、スッキリしました。
まぁなんとかなるものでして、組み上げも順調に進んでいたのですが突然スクイーズコッカーのレバーがポロリとハズレるじゃありませんか!なんとレバーの支点は細いリング状の穴で材質はHW レバーのリターンスプリングはかなり強く経年疲労に勝てなかったようです。鉄ワッシャーを加工し両側から割れた部品を挟み込み接着。強度はオリジナルを凌駕。
組み上げトリガーを引けどもハンマーが落ちない(--;また分解して眺め回すとMGCオリジナルセーフティーが掛かっていた。
実銃には無いセーフティーなんです。

トリガーガード内のカバーは実銃も後付のプラ製品なのでパーティングラインは残し色も元色のままです。
S様からも連絡を受けておりましたがアチコチのねじが傷んでおりジャンク箱から似たようなねじを4本ばかり調達。めねじの山が馬鹿になっているものは代替がありませんので穴を変形させてタッピング。

チャンバーカバーはテンパーカラーで仕上げました。(チャンバーカバーは鉄のプレス板です)
「使用感は必要ない」との事で久々に綺麗な仕上げをやりました。

“MGC H&K P7 ( 臨時休業のお知らせ)” への6件の返信

  1. 初めまして、
    自分もMGCP7M13持っています!
    かなり特殊(今のガスガンからは想像もつかない)な構造をしていますよね。特にハンマー回りとか、トリガーの引きでハンマーを倒すなんて、分解してみるまで知りもしませんでした。
    自分は、スクイズコッカーとグリップ(通称パンドラの箱)の組み立てにてこずりました。(涙)
    でも、良い銃ですよね。

  2. パンドラの箱ですか^^;
    何処かのHPに調整方法が記載されていたのですが、明らかに間違った記述でしたね。(指摘しておけばよかった・・・URLも忘れちゃったし・・・)

  3. こんばんわ、昨日、状態の良いMGCP7M13を購入する事が出来たのですがトリガーガードのパーティングラインが気になり消そうと思うのですがカバーは付けたままやられたのでしょうか又トリガーとスクイズコッカーだけ外す事は可能でしょうか。よろしければ教えてもらえますでしょうか、なるべく分解は最小限で行いたいもので、、。

  4. Soulさま
    お問い合わせありがとうございます。
    カスタムはよほどの理由が無い限り全分解です。
    再組み立てで悩んだ時は各パーツの役割を構造と作動から考察しています。何とかなるものですよw
    頑張ってください!

  5. ご返答ありがとう御座います。結局フレーム全部バラシました。最後のトリガーなかなか外れず悩みました、何度かトライしてよーやく落とし所を見つけました。しかし「組み立て」という後半戦が、、、何とか無事フィッニッシュしたいと思います。アドバイス有り難うございました。

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