島根県雲南市にお住まいのK様より
>空気を充填するまではよかったのですが、いざ1mpa入れて撃とうとすると、ものの4発でエアーが空になってしまい作動しなくなってしまいました。
>また、エアーポンプからブルエアをはずしたところ、一緒に充填した空気まですべて漏れてしまい、一発も撃てずじまいになってしまいます。
>ちなみに、本体につないだまま充填しようとしたところ、トカレフ銃口からエアーが音をたてて抜けていってしまうのですが、これは仕様でしょうか。
以上のメールを頂き上記画像のセットをお送りいただきました。
画像の空気入れはTOPEAK(イタリア)のもので高圧を充填するにはもってこいです。通常自転車のタイヤ空気圧は0.4MPa程度、自動車は0.2MPa程度それに対しロードバイク(競技用自転車)は1.0MPa以上を充填する場合がありその仕様に対応するフロアーポンプです。アマゾンでは5000円程度で売られています。(お勧めできます、トピーク・ジョーブロースポーツ2)
BULL-01トライアルモデルには圧力計がついていないので、フロアーポンプの圧力計を使用して充填します。正確な充填圧力を知るにはやはり圧力計を取り付けるほうが良いと思います。画像のようにゲージの表示がBARとPSIになっています。おおよそですが10BARが1.0MPaと考えて問題ありません。過去に使われていたKg/cm2とか00気圧もBARとほぼ同じです。このフロアーポンプ場合は画像のように10BARは充填する必要があります。
①マイクロカプラーをマガジンから切り放す
銃に差し込んだままのマガジンバルブはハンマーダウンで開放されていることが多いので必ずマガジンは銃から抜いてから充填してください。
②エア注入バルブにフロアーポンプの口金をセットする
このフロアーポンプの場合レバーを起こしてロックになっています。(倒してロックのものもあります)やはりARチャージカプラーセットを使用した方がセットするのにコツが要らず外すのも楽ちんです。
③ポンピングはフルストロークで「コツン!」まで
フロアーポンプのグリップレバーは一杯上まで引き上げ、コツン!と底突きするまで一気に押し込みます。最後のコツン!でフロアーポンプシリンダー内で圧縮された空気が空缶に押し込まれます。シングルなら15~20回程度のポンピングで充填できます。ポンピングに慣れると回数は少なくて済みます。ポンピングは回数では無く、フロアーポンプシリンダ内の空気を確実に空缶へ送り込む事です。(コツン!です)コツン!となっていないのに硬いからとハンドルを戻しますとせっかく圧縮した空気を再び膨張させるだけですから、何回やっても一向に空気は充填できません。
ポンプシリンダー直径3センチ ストローク43センチなので計算上一回のポンピングで300ccほど排出します。この空缶の内容積400ccですから13回強で1.0MPa入る計算になります。
内圧が0.4MPa(4BAR)程度に減りますとブローバックしてもフルに後退しなくなりますのでこの時点からポンピングするなら8回程度のポンピングで1.0MPaへ復帰できる計算になります。私61歳で体重が55kg身長160センチ流石に良い運動になります。でも若くて体格のある方なら大した労力では無いと思います。身長が低いとポンプハンドルを引き上げた位置ではあまり力が入りません、床と壁が接するL型の角へポンプを斜めに押し付けるように押すと楽に入ります。(何事も工夫です)体力を鍛えてガス代がタダでさらに低温化でも快調に作動できる訳で少々は我慢してください^^;
電動コンプレッサーをお使いになればこうした労力は不要です。「BENTECHダイレクトドライブ120Wモーターコンプレッサー」等が使えると思います。(検索してください)5000円程度こうしたコンプレッサーも自動車タイヤに空気を入れるのが主な使用目的であり、自動車タイヤの米式バルブを採用しているBULL-01に転用できます。
車の無い方は12Vの電源も必要になります。家庭用コンセントから直接なら「直流安定化電源 AC DC 12V コンバーター 安全保護 回路 装置 最大 (20A)」(検索してください)2500円程度、配線を剥いて接続する必要があります。持ち運び可能でフィールドを選ばない電源なら「Meltec ( メルテック ) ポータブル電源 アクティブパワー SG-1000」(検索してください)8000円程度。家庭用コンセントから充電して使用。何れも参考で試した事はありませんので責任は持てません。詳細やご不明な点などは販売元へ直接お問い合わせください。(発表しているスペックなら十分です)
④フロアーポンプの口金を外す
フロアーポンプの口金のロックを解除してエアが抜けるようなら、フロアーポンプの口金を引き抜くように力を加えながら口金のロックを解除します。やはりりARチャージカプラーセットを使用した方が楽ちんです。
⑤マガジンにBB弾を装填し、マガジンとカプラーでBULL-01を接続、マガジンをGUNへセット
送り頂いたトカレフにはオイルなどのメンテナンスが無いままで多分全てノーマル状態と思いますが20~25発の発射が可能でした。メンテナンスなど施せばもう少し発射弾数は増えると思います。下記画像は10発を発射してホールドオープンとなったところです。(気温は2度でした)
レギュラーモデルであれば効率が良いので3~5マガジン撃てるように思います。
同じ圧力でもブローバックしきれない場合もありましたのでやはりメンテナンスは重要です。
以上フロアーポンプでの空気充填について参考にしてください。