福井市にお住まいのY様よりのご依頼は懐かしいZEEK製1911リメイクです。
メタルパーツが発売されて間もなくの頃の製品で非常に精度が甘くてフレームとスライドが左右上下に大きく動く振りとガチャガチャが音を立てます。
表面も凸凹でアルミダイカストへアールマット仕上げのため艶のないグレーです.M1911A1ならこの色(パーカー色)でも良いのですが····
アルミダイカストは材質ムラでガンブールも発色が悪く、そのめっき・ブラックパーカー・DLC・カチョン塗装などは熱が掛かるよう金属内部の混合物が融け出してします。
このためアルマイトも上手く発色せず艶消しのグレーになっています.Y様と相談の結果グラファイトフィニッシュに落ち着きました。
ガタのない動作が何よりのご希望でした。
左右のガタ上下のガタをそれぞれ別々に解決しました。タイなら削って調整ですがガタガタは肉を盛るし方法がないのでアルミのロウ付けも考えてはみましたが何分ダイカストなので合金の配合も不明、場合によっては金属が溶けてしまって恐れがあります。業者を通りましたこれで接着剤を取り寄せたようにやく納得できるモノに出会ってしまった。商品名手手順は聞かないでください···苦労しました。薄いアルミ板を貼りますしましたがムリに剝がそうとするとアルミ板が引っ張られました。金属で溶着できない場合の接着はお任せください。
スライド上部やトリガーガード付根セレーションマガジンキャッチ周りなどもまた随分修正しました。
マガジンが抜けにくいの調整も、動作もリコイルプレイをRSP / AXに交換してバッチリです。
以上を5万円で承りました。
仕上げの定着には他の方法に比べて満足できるような結果にはなかったが、掛かる手間は同以上それ以上。
普通の塗装と違うかしたように薄く剥がれますので不自然にはならないと思います。
今日は曇りのため空の青はかぶらないのですが、森の木々の緑がもろにかぶってます。(だいぶ修正したです···色温度もばらばらですね)
なお、このZEEK製キットをすべて組み込みますと全部金属と違っています。
分解状態でお送りしますので分解状態で所持してください。
撮影時もアウターバレルをプラスにするなど配慮しております。