ガス注入バルブについて少し説明したいと思います。画像はいずれもクリックしていただければ拡大します。
①輸入トイガンに多く見られるタイプ(画像サイバーガンFNX-45)
②国内メーカーに多く見られるタイプ(画像東京マルイ社1911)
③国内メーカーでガスパイプの無いもの(②同様TYPE3ねじ)
海外メーカーのガス注入バルブは気化ガスを抜きながらの充填や終了時に吹き戻しが無いため扱いにくいと国内仕様に交換される方があるようです。その逆に充填時にガス漏れが無く効率が良いと好まれる方もあります。
違いは①赤い矢印のパッキンの有無です。このパッキンは画像のように分解し、ほじくり出せば外れます。これで国内メーカーガス注入バルブ同様にマガジン内部の気化ガスを抜きながら満タンになれば吹き戻してくれます。パッキンがノズル先端にくっついて外れてしまう事もあるようです。
その逆に国内仕様のガス注入バルブも①同様にパッキンを入れてやれば、気化ガス抜きや満タン吹き戻しは無くなりガス漏れ一切なしで充填が可能です。これほど小さなパッキンはめったにありませんのでガス注入バルブ内のパッキンを外して流用出来ます。赤矢印にあったパッキンが真ん中のリング状パッキンです。下画像
余談ですが上記画像の赤矢印に小さな穴があります。右先端から入ったガスはこの穴からマガジン内に流れ込みます。左のガス注入バルブのねじより少し下の穴から気化ガスを抜いています。(画像には写っていません^^;)
上、少々見づらくて申し訳ないのですがパッキンを挿入した画像です。パッキンを挿入してガス缶のノズルで押し込めばセット完了です。
②のガスパイプが付いたガス注入バルブにパッキンを入れるとガスは少量しか入りません。やはり気化ガス抜きはこの種のバルブには必要のようです。ガス放出バルブをちょっと押すなどして気化ガスを抜いてから充填する方法もあります。
東京マルイ社1911のマガジンで各種バルブのガス充填量を計ってみました。
②ガスパイプ付きガス注入バルブ7g
③ガスパイプ無しガス注入バルブ12g
①仕様ノズル無しパッキン付きガス注入バルブ11g
②+①仕様ガスパイプ・パッキン付きガス注入バルブ3g
入れ方や気温など様々に変化しますので誤差はあると思います。ガスパイプがあると5g分の気化ガススペースが確保されていることが分かります。気化ガススペースが無く液化ガスだけで満タンになった場合いきなり生ガス(液化ガス)が銃口やエジェクションポートから噴き出すことがあります。
ちなみにHFC134aの比重は3.5になりますが重たいガスですね。冬季石油ストーブや石油・ガスファンヒーターを点けて134aを大量使用しますとエグイ咳がでます。燃焼させるとフッ化水素やフッ化カルボニル等が発生するそうでコレ結構やばい系ガスのようです。@@;火の気は消してから使った方が吉のようで(エア外部ソースが一番無難で快調で安上がりです)。
ガス注入バルブ(TYPE3ねじ)は近々販売いたしま~す。