小金井市Nさまからのご依頼は、使用感のあるUSPcでした。
現代銃の仕上げはいずれもガッチリしていますのでそうやすやすと剥がれるようなモノでは無さそうです。
このスライドはSD製のアルミなんですが、ちょっとやそっとではアルマイト剥がれてくれません。
剥がしても黒と銀がくっきり差が出来薄ぼけたような剥がしは出来ないのです。
実銃も同様に画像など見ていますと剥がれたものは乱暴な扱いで傷だらけの印象を受けます。
そこで良く指の触れる場所にエッジの銀を出し、テカテカのアルマイトブラックを艶消しに
艶消し表面の凹に泥や油っぽい汚れを表現してみました。
ポリマーフレームも同様に汚れを表現し「使い込んでいるが手入れはしっかりされている」そんな感じに仕上げました。
画像では非常に分かり難いですが、刻印内部に残る汚れを表現しています。
バレルやチャンバーもピカピカのブラックアルマイト、削り出しを主張するようにツールマークも入っているのですが
こうした仕上げには似つかわしくありませんので鈍い黒に落としました。
セーフティーやエキストラクターの白や赤のマーカーもトーンを落としています。
スライド調整組み込みと仕上げで25000円(税込・送料別)となりました。